ホームヘルパーの待遇
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働く人にとって、もっとも気にあるところが、仕事に対する待遇です。ここでは、ホームヘルパーの待遇を見て行きたいと思います。
- 多くのヘルパーは時間給
現在、ホームヘルプ事業の大部分はパート勤務者に頼っており、収入の面を見ても、時間給で働いている人が多いのが現状です。
この場合の時間給とは、例えば午前中に2時間、午後から3時間就労した場合、合計5時間分のみの報酬が支払われるということで、利用者宅へ移動する時間や報告書を作成する時間は対象外になります。
確かに時間的に見れば細切れの労働ですが、何だかんだと結局は1日拘束されてしまう場合も多く、他の仕事に比べると収入の面では決して良い条件とはいえないようです。
しかし、仕事の内容から考えると中高年者が十分に力を発揮できる場面が多く、現実にパートヘルパー求人の記事では年齢が20歳ぐらいから55歳ぐらいまでが募集の対象となります。
気になる時間給については、ホームヘルパー(訪問介護員)2級以上取得、あるいは取得予定が条件で家事援助が1000円前後、身体介護が1500円前後(いずれも東京都下の場合です。
話題になった介護と家事の複合型は1300円前後ですが、この金額はこの先の介護保険のあり方、所属先の種類によって、また働く地域によって多少異なってきます。
24時間巡回型の仕事については、昼間勤務以外は一晩いくらという計算をする企業もあり、その場合は大体1万円前後が基準になっています。
利用者先への交通費は、かかった実費を支払うところもあれば、一部を支給するところ、まつたく支払われないところと様々です。
特に市民グループなどの小さな団体の場合は、サービスの提供先も限られているので、自転車や徒歩での移動を原則としているところがほとんどとなります。
正規職員のホームヘルパーは月額で約15万円〜25万円、常勤ヘルパーは月額で15万円〜20万円といったところで、両者とも勤続年数やキャリア、取得資格などが当然考慮されます。
パート勤務の場合は勤続年数に応じて10円単位で時給アップはありますが、基本的に初心者もベテランも待遇は同じとなります。
- ホームヘルパーの登録システム
ホームヘルパーの仕事を探す際に気を付けたいのが登録制というシステムです。
週に1回から、あるいは短時間でもOKというところがほとんどですが、実際はそのような形で登録しても、仕事はなかなか回ってこないことが多いようです。
雇用する側にとってみても、週に1回、2時間程度働いてもらっても、通信費や管理費などの面でコストはほかのヘルパーと同様にかかるうえに、何より安心して仕事を任せられるかどうかという疑問があります。
きちんと仕事を求めるのであれば、ローテーションで組んでもらえるように、少なくとも過に3日は労働可能と登録したいものです。
ただ、土曜、日曜、祝祭日など休日に働けるのであれば、週に1日の登録でも需要は高くなります。
また、夜間に働ける人も同様ですが、この場合はおむつ交換や体位交換といった、寝たきり状態の利用者に対する身体介護の仕事が主になります。
重介護の要請もあるので、介護技術がしっかり身に付いている人か、もしくは身に付けたい人、あるいは収入が目的といったように、はっきとりした意識を持ち合わせていないとただ重労働感しか残らなくなってしまいます。
- 労働環境
労働環境については、、社会保障、保険などの面は厳しくチェックしましょう。
働く場所が大きな都市の場合は移動手段に電車やバスなどの交通機関を使えますが、地方の場合、自分の車で利用者先へ移動するということも考えられます。
どんな交通手段を使う場合でも、事故などのアクシデントが起きることを念頭に置いて、労災保険加入など働くための環境が整っているかどうかも確かめることが大切です。
利用者先で利用者本人が、あるいはヘルパーが怪我をしたり、物が破損した場合には事故保険から補償されます。
これについても短時間労働のパートヘルパーの場合はどうかなど、事前に調べましょう。
ホームヘルプは他人の家で、しかも一人で行う仕事になりますので、何かトラブルになったら責任は重くなりがちです。補償については特に念を入れて、納得がいくまで聞くべきです。
これら保険関係のほかにも安心して働ける環境整備として、定期的な健康診断などがあげられますが、いずれも正規職員以外の加入率もしくは適用率は100%とはいえません。
この状況は所属先が公的機関でも市民グループでも営利企業でも同様ですが、、介護保険適用の事業者認定を受けた企業や団体では、ヘルパーに対する労働環境整備に努めなくてはなりません。
ですので、現状ではあまり芳しくないこの労働環境も徐々に改善され、パートヘルパーも安心して仕事に励むことができるようになるはずです。